【No.6】自社独自の「スーパー・クールビズ」とは?

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blog ひと言 No.6「今年のクールビズの服装は、社員からも好評ですよ。」

――と言うのは、Y社長。クールビズの時期は、ノーネクタイでシャツはボタンダウン、それに春夏用のスーツを着るのが去年までのスタイルでした。今年のクールビズは、上下スーツにノーネクタイというスタイルは極力控えて、ジャケットとパンツの組み合わせを中心にしています。そんな変化に対して、社員から思っていた以上に反応があり、「爽やかですね。」「似合ってますね。」と実際に言われることもあると、少し照れながら報告をしてくださいました。そして、すべて肯定的な言葉ばかりだとのことです。 

 トップの変化に対して、社員の目は敏感です。とくに“目に見える”ことに関しては、それを口に出すか出さないかはさておき、一人ひとりは、敏感に気付いているものです。逆に言えば、社長自身が「こうしたい!」ということを、率先して目に見えるかたちで実践することが、それをダイレクトに伝える手段であるともいえます。 

 実際に、Y社長は若手社員から、「社長、うちはスーツじゃなくて、ジャケットとパンツも“あり”なのですね。」と言われたそうです。「“あり”だよ、“あり”。」と答えながら、社長自身もこれまでは自信がもてず、実際には着たことがなかったことを思い返したとのこと。こうした社員の反応や言葉からも、今後、一人ひとりの夏場の服装に変化の兆しが見えたと言います。 

 6月1日からは、クールビズからさらに軽装となるスーパー・クールビスが始まっています。クールビズでさえ、「何を着ていいか悩む・・・」という声が聞こえてくるのに、「スーパー」がつくと、一体、何が違うのか?という疑問もあるでしょう。 

 一言でいうと、クールビズの「ノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツ」の基本スタイルに加え、ポロシャツもOKというのが一般的なスーパー・クールビズ。とはいえ、これはあくまでも環境省が作ったガイドラインであり、それぞれの企業の現場対応でということになっています。 

 改めて思うのは、これは環境省のガイドラインであって、絶対的な決まり事ではないわけです。クールビズの基本は押さえておきたいものの、さらに進んだ軽装は、それぞれの企業で決めていい、いや、決めるべきなのではないでしょうか 

 わかりやすい例が、かりゆしウエアです。沖縄発のかりゆしウエアは、スーパー・クールビズではOKになっていますが、実際にご自身の会社でかりゆしウエアを着て仕事をするのは現実的でしょうか? 涼しさは得られるかもしれませんが、沖縄以外の地域では、やはり少なからず周りの視線を感じるというのが正直なところではないでしょうか。そのほか、スーパー・クールビズでは、アロアシャツもOK、その一方でTシャツはNGとなっています。「環境省のガイドラインではOKだから」とこれだけを頼るのは、現場感覚とかけ離れたものになる不安が大きくなります 

 さて、本当に耐えがたい暑さが続く、猛暑の時期、何を着て良くて、何がダメなのか? 

 結局、それは社長が決めればよいのです。 

 一瞬でも外に出ると汗が出る猛暑の時期、通勤はもちろん、外回りをする社員のことを考えると、少しでも涼しく、猛暑に耐えられる服装でもよいのではないかと思えてくるものです。きちんと感は大事なことですが、耐えがたい暑さの時期は、公の場と日常的な場を違えて考えることも必要です。 

 ですので、自社独自のスーパー・クールビズ期間を設定して、この時期は「わが社はこれを認めています!」と表明すればよいのです。極端なことを言えば、「とことん軽装、好きな恰好でいいから、猛暑を乗り切ろう!」と社内一丸となれば、それはその企業のガイドラインと言えるわけです。これは極端すぎるとしても、「720~8月お盆休み明けまで」「8月のみ」と時期を決めて、「Tシャツ、Gパン着用OK」「サンダル履き可」など、猛暑のなか、少しでも社員が働きやすい、という観点での独自の服装規定、ガイドラインを決めてもいいはずです。この時期は、服装の快適さも生産性や効率性に少なからず影響があることは間違いありません。    

 猛暑の時期の働きやすさを考えた自社独自の「スーパー・クールビズ」を提唱する時代です。そこで大事になるのが、その業界の慣習や企業文化による違いをふまえた❝さじ加減❞。それを判断して、決めることができる、決めなくてはいけないのが、やはりトップなのではないでしょうか。

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