その日は突然やって来るーー。妄想がチャンスをがっちりつかむ!

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blog ひと言 No.10

「山川さん、新聞の取材を受けることになりました。一面だから、さすがに・・・・・・」
と、電話口で困ったように、だけど、ちょっと誇らしげに話すのは、W社長。
これまでの経験と実績、高い専門性と分析力スキルで、
派手に表には出ていませんが、知る人ぞ知る独自の事業を展開する方です。
マスコミ関係の方とも相当お付き合いのあるW社長でさえ、
ご自身が取材を受けるというと、このように緊張してしまうわけです。
普段はまったく違う業界で仕事をされている方々は、
「取材」といっただけで、相当に構えてしまうことでしょう。
こんな話をすると、「それは特別な人の話で、うちなんて〜」と、
まるで他人事で自分は関係ない、という反応をする社長もいます。
「大手じゃないから」「宣伝費をかけてないから」etc・・・・・・。
ですが、商品やサービスを提供しているならば、
当然、何かしらの販売促進活動をしているわけで、
それならば、いつ、なんどき、このような話しが来てもおかしくないのです。
私は過去に雑誌編集者をしていたので、取材をする側にいました。
その経験からも言えるのは、探しているタイミングやテーマに合ってさえいれば、
誰のところにでも取材はやってくるものなのです。
先のW社長のきっかけも、よくよく聞いてみると、担当記者が同じ出身高校だったことから始まったのだとか。
「いいときもあれば、悪いときもある――。
“そのとき”が来たとき、チャンスをものにするには、相応の準備をしているかどうか」。
これは最近、ドラフトで盛り上がっている高校球児をもつ友人の言葉です。
「認めらる、認められない、調子の良し悪しに関係なく、
毎日やるべきことを淡々とやっている者が、来たチャンスをしっかり掴むんだよ」。
野球少年への母の言葉は、野球を事業に置き換えて考えてみると、
経営者ならば、何かしら感じることがあるかもしれません。
チャンスをがっちりつかむW社長が、取材が決まってまずやったことは、
ご自身の見せ方をどうするのがベストか、第三者の意見を聞いたこと。
今回の場合は、専門家である私の意見を求めてくださいましたが、
すでにこの時点で、W社長は相応の事前準備をされていたことを察しました。
ここでいう準備とは、いつ来るとわからない日にむけての
「想像」あるいは「妄想(!)」といってもいいかもしれません。
何も動きがないときに、「自分が新聞に出るときは、事務所のここで写真を撮る」
「これの専門家だから、こんな雰囲気を出す」「出るときは、このジャケットとシャツを組み合わせる」「こんな意見をもっているから、ちょっと凛々しく出たい」などなど、
十分すぎるほどの具体的な「準備」をされていた様子です。
後日、掲載紙を見せてくださいましたが、事業内容はもちろん、
その人柄と無骨な地元愛を感じさせる記事に仕上がっていました。
さらに、装いひとつ、表情ひとつ、コメントひとつーーその紙面を見て、
ご自身が気にすることのレベルが非常に高いことにも驚きました。
掲載後には、その紙面を見た地元市長の秘書の方から連絡があったとのこと。
そして、翌月、市長自身が、W社長の事務所にいらっしゃることになったそうです。
この展開には、W社長も、もちろん私も驚きを隠せませんでした。
何度かのチャンスは誰にでもある、と言われます。
ただ、気付くか、気付かないか、モノにするか、しないかは、その人次第。
いつ来るともわからない、その日のための備えは重要です。
「突然、取材の依頼がきました」、その準備は大丈夫ですか?
次は、あなたの番かもしれませんーー。