非常時も平常時も、すべては“基本のキ”に立ち戻る

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コロナ禍で変わるこれまでの価値観

  新型コロナの非常事態宣言、外出自粛と、まだまだ明るさが見えないなか、一人ひとりが「自分のできること」を積極的にやられています。それを見て多くの人が元気づけられ、少しの時間でも“楽しい”と思える、それがどれほど大切なことなのかを改めて感じる今日この頃です。

 みなさんが自分のいる場所で、それぞれ大変な思いをしているかもしれません。経営者は資金繰りをはじめ、経験したことのない状況での事業経営の継続、管理職の方は慣れない日常の環境下での仕事の継続と部下のマネジメントなど、ひと言では言えない苦労話が耳に入ってきます。

 こんな状況下ですが、相手と実際に距離があることによって、逆に思いやりを持てるーー。そんなことも少なからずありそうです。

 自分主体で相手のレスが遅いことがストレスになっていたり、仕事に追われることが充実感の尺度になっていたり……と、「ちょっと違う?」と思うことは人それぞれですが、コロナ禍でこれまでとは明らかに違った価値観が生まれてきたこともあるでしょう。

 今は、「相手ありき」で考えられることが多くなった気がするのは、時間の余裕がいつもよりある状態だからなのかもしれません。改めてよく考えてみると……多くの仕事関係者の方々が、「今は時間があるから」「余裕あるから」「ヒマだから」と、敢えて口にするというシチュエーションは、これまで経験したことがないことですから。

 

ウィルスに打ち勝つためにできること

 自粛生活も長くなり、誰もが心身ともに疲れを感じてくる時期です。STAY HOMEは大事なことですが、どんなに気を付けて対策をしていても、感染してしまったという何人もの著名人の話も聞きます。

 そうした背景もあるのか、最近では、コロナ対策は「よく食べて、良く寝るのが一番!」「睡眠が大事!」と話す方も少なくありません。結局、ウィルスに負けないためには、その人のもつ免疫力が大事であり、その免疫力を高めるには、基本的な生活を整えること。なかでも十分な睡眠をとることが最も重要ということです。

 日本人は世界で最も睡眠時間が短いと言われています。ベストセラー本『スタンフォード式 最高の睡眠』(西野精治/サンマーク出版)によると、国民の平均睡眠時間は、フランスが8.7時間、アメリカが7.5時間に対して、日本は6.5時間で、6時間未満という人が全体の40%を占めるといいます。

 非常時の今だからこそ、できる対策は可能なかぎり実行することは必要です。そして、さらに、毎日の基本生活を整えることこそが最も重要。大変なときこそ、“基本のキ”に戻るーーということです。健康維持の観点からも、仕事の効率性を考えてもこれが重要――と、コロナ禍が教えてくれたことかもしれません。

 みなさんも私も、お疲れ気味な今日この頃。数カ月前にはやりたくてもできなかった、十分な睡眠をとることが、今一番、やるべきことですね。

 

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