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オープンな時代に社長が口にしてはいけない台詞

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 情報はクローズでなくオープン、撮影はNGでなくOK――。  情報のオープン化といわれて久しいですが、それがどんどん進んでいることを身近で感じます。週末も合羽橋道具街へキッチン用品を買い物に行ったところ、あえて「撮影OK」という貼り紙が貼られている店をいくつか見かけました。かつては「撮影禁止」「撮影はご遠慮ください」という文字が多かったものですが、今は店側が店内の撮影を積極的にすすめているのです。  これは明らかに、SNSでの投稿を意識してのこと。撮影された画像の役割と効果の大きさを店側が十分理解したことによる変化なのでしょう。今の時代、企業単位でのSNSの活用は、大事な戦略の一つとなっています。そう実感されている経営者の方も多いと思いますが、その反対に苦手意識が強い方も少なくありません。  2018年11月現在、日本国内でのユーザー(アクティブユーザー)数は、Facebookが2800万…

ムッとする言葉や言い方の人を相手にするとき

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 今シーズンは、TBS系テレビ番組『下町ロケット』の続編が放映されています。阿部寛さんが下町の中小企業経営者を熱く演じている、池井戸潤原作のドラマですが、みなさん、ご覧になっているでしょうか?   リアルタイムではありませんが、私も毎週、このドラマは見ています。毎回、見て思うのが、「こんな言い方をしていいのか」というほど、大企業の社員が中小企業の社長や社員に向けて発する言葉のひどさ、です。  ご覧になっている方はわかると思いますが、大企業に所属しているというだけで、人間はここまで偉そうになれるのか?と疑問に思うほど、この上なくいやな口ぶりのわかりやすい“嫌な奴”ばかりです。中小企業の奮闘ぶりを描くドラマなので、当然の展開ではありますが、大企業の社員の傲慢ぶりが大げさなほどストレートに描かれています。  ものは言い方次第、という言葉があります。そんな『下町ロケット』を見た翌日、親しい経営者の…

人は客観的に見て、“大丈夫な人”の言葉しか聞かない

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 「コラム、好きですよ。」と、ダイレクトにうれしい言葉をくださった経営者の方がいました。素直に「ありがとうございます」という思いでしたが、そのとき、人の上に立つ立場ならではの悩みも聞かせてくれました。  「それは違うだろう」「どうしてそうなる」という言動や行動をする社員の方とのコミュニケーションについて、です。価値観は人それぞれ違うという前提ではありますが、現在、置かれた立場や役割のなかで、ふさわしくない行動や言動に対して、コラムの内容がヒントになり、良い説明材料になるとのことでした。  ひと言でコミュニケーションといっても、対クライントであるか、対社員であるかでも大きく違うように、基本はあってもその状況や立場によって、「良し」が変わってきます。新入社員研修のように、ただただ社会人としての基本を教えればいいわけでないので、相手を納得させるだけの説明材料が必要になります。経験値だけに頼った感…

抜擢できる“眼”、原石を見逃さない“眼”をもつこと

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 先日、6年前からお付き合いのあるクライアント様が、本を送ってくださいました。著者本を送ってくださる方は多いですが、ご自身が主人公となったビジネス本というのは初めて。大ヒット商品の開発者として著名になった現在、その姿は本当に眩しく感じられます。  この仕事をしていると、過去に仕事をした方が新聞や雑誌、メディアに出ているのを目にする機会も多くあります。みなさん、紆余曲折を経ながらも、結果や成果を出しているからこそ、メディアで採り上げられているわけです。ですが、こうした方がみんな若手のときから目立っていたり、ずば抜けた評価を得ていた方ばかりでないことに気付かされます。  仕事の優れた能力に加え、アピール上手、世渡り上手、コミュニケーション上手の人が「選ばれる人」と思われがちですが、そのあたりは決してうまいとはいえない人も多くいます。そんな人をしっかり抜擢した側に対して、「よく見つけ出せましたね…

『社長の印象力を上げるイメージ戦略講座』に登壇

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2018年10月30日(火)、弊社代表・山川が、いかしあい隊&YBL様主催の経営者向けセミナー『社長の印象力を上げるイメージ戦略講座~経営者の自信、トップの責任を魅せる~』に登壇しました。国内外の多くの事例を取り上げた対話型セミナーでしたので、参加者の皆様ご自身の印象マネジメントのお役に立てましたら幸いです。(OKADA)  

一番下のボタンから、確実に見える社長・上司・社員の関係

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 スーツを着たとき、「アン・ボタンルール」を知っていますか?  アン・ボタン(un bottom)とは、ボタンをしないということ「スーツの上着の一番下のボタンは留めないというルール」のことを言います。「アン・ボタンマナー」という言い方もあるようですが、私は「ルール=決まり」だと考えています。  知っている人にとっては「当たり前」「常識」と言えることですが、このルールがあること自体を知らない人というのも確実にいます。新入社員研修で名刺交換と一緒に教えるべきことですが、多くの人が「当たり前」という反応をしますが、その一方で、「まったく初めて聞いた」という反応の人も少なくありません。  まだ、ピンとこない人がいるかもしれませんので、少し詳しく説明してみます。  社長の写真を撮影するとき、一般的な企業ではスーツを着用して撮影するでしょう。そのとき、スーツの上着のボタンが2つであれ、3つであれ、一番…

「守りたい」と言わしめる社長とは?

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 先週、定期契約をいただいている企業に、新しく管理職の方が入られたとのことで、顔合わせを兼ねたお打合せの時間をいただきました。  新管理職の方は、他企業の第一線でご活躍されていたのが伝わってくるパワフルで前向きな姿勢と明るいお人柄。部署内がとても良い雰囲気になっていることを感じました。一人の人材によって、雰囲気は敏感に良くも悪くもなるものです。そのポジションが上になればなるほど、その影響力は大きくなります。  この場では、これまで社長様をサポートしてきた状況報告と現状の課題を弊社の立場から見てお話しをしました。定期契約も長くなると、気を付けてはいても、まったくの外部の目というよりは、やや内部の目に寄ってしまう傾向があります。  数年前のご依頼時の課題と現在の状況では、やはり変化があるようで、こちらがまだまだ課題があると思っていることも、随分と改善されていて、現状では問題がないというレベルに…

経営者が敢えて「昭和っぽい」ことをやる意味とは?

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   「“昭和”だよね」「昭和っぽい」という言い方をよく耳にします。  平成も終わりに近づいた今の時期、この「昭和っぽい」という言い方は、単に時代遅れの象徴的な意味だと思っていました。昭和時代に生まれ、育った世代としては、懐かしく感じることも、今の若い人にはわからないーーと、世代間ギャップを感じるときでもあります。  先日、ある経営者の方とランチをご一緒していたとき、最近、この「昭和っぽい」の話題になりました。  この「昭和っぽい」ことのなかでも、とくに高度経済成長期の企業の象徴的な行事である「運動会」をやる企業が、最近、増えつつあるということでした。私も新聞記事で見たり、組織問題のソリューションの事例として、運動会の実施を企画することは知っていました。とはいえ、身近な人の口から、実施にやっている企業の話を聞くと、「本当にやっているんですね!」と、驚きを隠せません。それもまた、I…

ビジネスで“創る”ことは必須、“創りすぎ”との境目とは?

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 話をしていると、「創ってない?」という言葉が出てくることがあります。話を大きくしている、という意味もありますが、本来の自分と違ったキャラクターにみせようとして、「自分を創っている」という意味でも使われています。  イメージコンサルティングや印象マネジメントは、「人をいかに創るか?」が仕事だと思っている人も多いようです。これはある意味、正解ではありますが、「創る」の捉え方が間違っていると感じることが多くあります。  ビジネスでの印象を考えるうえで、基本に添うだけでは新入社員研修と変わりません。企業を代表するポジションの方向けであれば、その立場やその方の個性を踏まえて、いかに実際にかたちに落とし込んでいくかが重要になります。  数年前の出来事になりますーー。  名刺交換をすると、「先週、自分も(イメージコンサルティングを)受けました」という方がいました。この方が受けたコンサルティングとは、服…

“弱み”を見せられないことが、最大の弱みとなること

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 「仕事でのため息は、仕事でしかなくせない」と言った社長がいました。  売上げに悩んでいるときに出るため息は、売上げを上げることでしかなくせない、とは、経営者心理の的を射ていると感心しました。仕事では駆け引きや一発勝負、綱渡り的な状況など、ため息どころか、心臓をワシ掴みにされるようなことの連続かもしれません。そんなときも、経営者や独立して一人でやっている方は、やはり、人に弱みをみせることを「良し」としない人が多いでしょう。  それぞれに自分の目指す理想像があって当然なので、「社長たるもの、〇〇でなければならない」という意識も強いはずです。弱みをみせない、弱音を吐かない、それも大事なことです。一方で、張りつめたなかでどうガス抜きをしていくのか、それも重要なことです。仕事をしていると、ストレスはつきものです。周りの人を見ていても、自分自身の経験からも、このストレスは大きすぎると・・・・・・仕事…