COLUMN

経営者が敢えて「昭和っぽい」ことをやる意味とは?

COLUMN /

   「“昭和”だよね」「昭和っぽい」という言い方をよく耳にします。  平成も終わりに近づいた今の時期、この「昭和っぽい」という言い方は、単に時代遅れの象徴的な意味だと思っていました。昭和時代に生まれ、育った世代としては、懐かしく感じることも、今の若い人にはわからないーーと、世代間ギャップを感じるときでもあります。  先日、ある経営者の方とランチをご一緒していたとき、最近、この「昭和っぽい」の話題になりました。  この「昭和っぽい」ことのなかでも、とくに高度経済成長期の企業の象徴的な行事である「運動会」をやる企業が、最近、増えつつあるということでした。私も新聞記事で見たり、組織問題のソリューションの事例として、運動会の実施を企画することは知っていました。とはいえ、身近な人の口から、実施にやっている企業の話を聞くと、「本当にやっているんですね!」と、驚きを隠せません。それもまた、I…

ビジネスで“創る”ことは必須、“創りすぎ”との境目とは?

COLUMN /

 話をしていると、「創ってない?」という言葉が出てくることがあります。話を大きくしている、という意味もありますが、本来の自分と違ったキャラクターにみせようとして、「自分を創っている」という意味でも使われています。  イメージコンサルティングや印象マネジメントは、「人をいかに創るか?」が仕事だと思っている人も多いようです。これはある意味、正解ではありますが、「創る」の捉え方が間違っていると感じることが多くあります。  ビジネスでの印象を考えるうえで、基本に添うだけでは新入社員研修と変わりません。企業を代表するポジションの方向けであれば、その立場やその方の個性を踏まえて、いかに実際にかたちに落とし込んでいくかが重要になります。  数年前の出来事になりますーー。  名刺交換をすると、「先週、自分も(イメージコンサルティングを)受けました」という方がいました。この方が受けたコンサルティングとは、服…

“弱み”を見せられないことが、最大の弱みとなること

COLUMN /

 「仕事でのため息は、仕事でしかなくせない」と言った社長がいました。  売上げに悩んでいるときに出るため息は、売上げを上げることでしかなくせない、とは、経営者心理の的を射ていると感心しました。仕事では駆け引きや一発勝負、綱渡り的な状況など、ため息どころか、心臓をワシ掴みにされるようなことの連続かもしれません。そんなときも、経営者や独立して一人でやっている方は、やはり、人に弱みをみせることを「良し」としない人が多いでしょう。  それぞれに自分の目指す理想像があって当然なので、「社長たるもの、〇〇でなければならない」という意識も強いはずです。弱みをみせない、弱音を吐かない、それも大事なことです。一方で、張りつめたなかでどうガス抜きをしていくのか、それも重要なことです。仕事をしていると、ストレスはつきものです。周りの人を見ていても、自分自身の経験からも、このストレスは大きすぎると・・・・・・仕事…

「営業は白シャツ」が強制力になってしまうキケン

COLUMN /

 経営者をはじめ、責任のある立場で仕事をする方と話をしていると、人それぞれ、こだわりどころがあり、その感じ方も大きく違うと感じる場面が多くあります。ビジネスでの服装などは、そんなこだわりを見える化した最もわかりやすいことです。  社長のこだわりとして・・・・・・「営業は白いシャツでなくてはいけない」。  ある社長は、営業職は白いワイシャツを着なくてはいけない、という固定観念があるといいます。かたい金融系業種ではありませんが、営業の象徴が白いシャツというという意識があるようです。あるとき、部下の方から「白いシャツじゃなくてもいいんだけどなぁ」と、ポロっと本音の言葉が出てきました。常識的なことやルールにはしっかり配慮する前提であれば、必ず「白」でなくてもいいと思うという本音のトークでした。  また、別の会社では、ビジネスカジュアルというと、スーツを着てネクタイをしないスタイルが一般的となってい…

「あそこの社長、どんな人?」に返す一言から見えること

COLUMN /

 「今朝も離職の連絡を受けてーーー」と、滅入った様子の経営層の方。ここ数年、人出不足、離職という話題は、経営者や経営層の方と話していると、必ず出てくる話題の一つです。業界を問わず、この課題を抱える企業は多いでしょう。  経営者の方とお話ししていると、こんな時代でありながら、既存のやり方に縛られない取組みや新たな手法を取り入れることで、中小企業の人材難を解決している様子を聞く機会もあります。良い人材、優秀な人材を採用したいのはどの企業も同じですが、それが今の時代の学生や若年層に受け入れられるものでなくてはいけない。昭和の感覚を引きずらずに、常に変化をさせている企業には、人が集まりやすくなっていることを実感します。  職種や条件、働きやすさ、やりがいなど・・・・・・リクルート活動をするうえで、求職者にとって重要チェックポイントはいろいろあります。制度設計のほかにも、自分が働く会社であれば、重要…

距離を縮めるつもりが、女性が離れていく言動パターン

COLUMN /

 「女性を前に失礼ですけれど~」  「女性の前で言うことではないかもしれないですが~」  ここ最近、打合せや雑談のなかで、このような言い方をする人が増えたように感じます。セクハラ、パワハラといったキーワードがニュースを賑わわせている影響なのかもしれませんが、ちょっと危ない発言には、予防線のひと言をということでしょうか。とはいえ、こうした言い方ができる人は、敢えて注意を促す人ではありません。  その一方で、今の時代、「こんなことを言ってしまう!」と、驚かされることがあります。  「何を?」って・・・・・・、“セクハラ発言”に、です。  プライベートの内輪のお酒の席ならば、笑って済ませられることを、人前で話すときにも同じ調子で話してしまう、そんな人もいます。場をなごませようとしているのか、親しみやすさを出そうとしているのかわかりませんが、一瞬の笑いがほしいために言ってしまうには、あまりにもリス…

一人ひとりの声、少数意見を採用しない決断

COLUMN /

 「業界の常識は、違う業界の非常識」とはよく言われることです。  確かにあるコミュニュティにどっぷりはまってしまうと、その他の世界での尺度が見えなくなることがあるのは確かです。敢えて全く違う業界、仕事とは関係のない人の声を聞くと、ある小さな枠の中での考えていたことに気付かされます。  実際に先日、仕事では接点のなかった方からの指摘に、「目から鱗」という経験をしました。問題ありき、としてその解決策を探っていたとき、「本当にそれが問題か?」という原点に返るという発想。関係者にはまったくない発想でしたが、第三者からの指摘で、そのスタートラインに返ること。それによって、大きく答えは変わってきます。  ここでは、一つの課題を第三者から視点があることで、関係者とは全く違った角度からの見方があることを知ることができたいい機会でした。ここで出た、「本当にそれが問題か?」という問いかけは、いろいろな場面で必…

男性社員が日傘をさしてきたらーー?

COLUMN /

   記録的な猛暑となった2018年夏も終わりが近づいています。最高気温の記録更新が次々とニュースになる過酷な夏ですが、今年こそ、受け入れられるかどうか、とチェックしていたものがあります。  それは、男性の日傘。 日傘をさすと、日陰になるので、まずは涼しい。 直射日光を遮るので、紫外線対策にもなる。 熱中症対策というのであれば、必需品ともいえます。  多くの女性が日常的に使っている一方で、男性ではほぼ目にしないのが日傘です。実際に、この夏、男性用日傘の売上げが、前年の2倍という百貨店もあり、市場での流通量は多くなっているようです。しかし、平日の東京の都心では、日傘をさしている男性をほぼ目にすることはありません。自分の活動エリアだけの状況では判断できないため、周りの男性にも聞いてみたところ、大手町界隈ではまったく見ないとのこと。クールビズを推奨している環境省のある霞が関界隈でも同様のようです…

不正を起こしやすい経営者は○○○が強い!?

COLUMN /

   昨今のAI(人工知能)の進化は目を見張るものがあります。そうしたなかで、企業の不正会計を見抜くAIの開発が本格化しているといいます。会計士の経験的な疑いのカンをAIに学ばせて、不正の兆候を見つけるということですが、“不正を起こしやすい経営者”として、ある仮説があることを知りました。 AIが“不正を起こしやすい経営者”を見抜くヒントは、経営者の写真。  「~(中略)年次報告書などに載っている経営者の写真が枠いっぱいに写っているか、ひとりだけで写っているか、といったことから経営者の『自己愛』の度合いをはかり、AI監査にも生かそうというもの。」(朝日新聞2018.8.15)  この「不正会計予測モデル」は、数字的要素に加えて、経営者が自社経営を分析した文章、経営者の写真なども判断要素としています。つまり、「ナルシスト傾向が強い経営者ほどリスクを取りやすく、不正も起こしやすい」とい…

経営者は「どう言うか」でなく「何を言うか」

COLUMN /

 最近では、企業規模を問わず、ビジネスの話の中には必ずと言っていいほど、「グローバル化」という言葉が出てきます。具体的な意味合いは各社違いますが、日本に留まった考え方を捨てることが、今の時代には必須ということでしょう。  ビジネスの対象となる国や企業、人が広がると、いかに良い関係を築き、保っていくか、コミュニケーションの良し悪しが重要になります。日本人同士でも、時には誤解を生んだり、諍いが生じるのも、コミュニケーション不足が原因ということが少なくありませんので、国外となるとさらに配慮が必要になります。  まず、相手の立場に立つこと。そして、自分がやってもらってうれしいことをする、自分がやられてイヤだと感じることをやらないーーー。こんなシンプルなことを実行するだけで、最低ラインはクリアできるでしょう。・・・・・・とは言っても、これは日本人同士の場合で、やはり国が違うとその感覚が大きく違うこと…