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二代目社長にとっての「企業理念」とは?

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   今さらではありますが、「企業理念とは?」。敢えて言われると、ひと言で何と答えますか? 「経営の考え方」「組織の価値観」「企業の存在意義」・・・・・・ 行動規範や経営姿勢を社員や顧客、広くは社会へ向けて明文化したもので、「経営・企業の軸」となるもの、という感じでしょうか。  今、お2人のクライアント様がいます。業界と経歴はまったく違うお二方ですが、共通項が3つあります。 ・40代男性 ・血縁関係のない二代目社長 ・今期、過去最高利益をあげた実績あり  創業社長から事業を引き継ぎ、売上げは右肩上がりが続いているため、勢いに乗っていることは確かです。大胆な一方で、堅実な部分もありながら、シビアなものの見方と考え方で現状に甘んじない。常に業界内外を俯瞰していて、グローバル感覚も備えた先を見据えた動きをしているーーーと、これらも共通しています。  お人柄や個人的な好みはもちろん違いま…

経営センスに服装センス、センスある人には〇〇と〇〇がある

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 「結局は“センス”でしょうーー」  ある結果に対して、はっきりした理由づけができないことに、“センス”と言ってまとめられがち。人に関連づけられたものごとは、とくにその傾向を感じます。  普段何気ない会話のなかでも、「“センス”がいい」「“センス”が悪い」という言い方がよく出てきます。この「センス」という言葉は、服装やおしゃれの感覚の良し悪しを指すだけではなく、その人に関連づくすべてのことにつながっているともいえます。  ユーモアセンス、  バッティングセンス、  店を選ぶセンス、  そして、経営センス、に至るまでーーー。  とくに、経営者であるならば、人から言われる「経営センス」という言葉には、敏感に反応してしまうのではないでしょうか。  では、「センスが良い」と言われるためにはーー?  一般的にセンスの良し悪しというと、まず、服装センスを思い浮かべる人が多いようです。私のところには、印…

真夏にチェック必須!クールビズのシャツ姿

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 クールビズがスタートして10年以上が経過し、今ではネクタイなし、上着なしのシャツスタイルが、夏のビジネスシーンの定番となりました。  最近では、それぞれの意識も実際の服装もカジュアル化が進む一方に感じますが、ビジネスシーンでは押さえておかないといけないポイントがあります。  某シャツメーカーが女性に実施したアンケート調査で、「夏場の男性のビジネスシャツ姿で不快に感じることは?」という質問をしたところ、結果は以下が上位に挙がっていました。 汗ジミ 肌が透けている 胸元がはだけている さて、改めてご自身で考えてみると、いかがでしょうか?  トップに上がった「汗ジミ」は、ご本人も不快感があるはずですが、汗が目立ちやす色や素材のシャツではっきりわかってしまうもの、汗をかいたシャツが肌にはりついているのは、見ている方も不快という声が多く出てきます。今は快適性を追求した速乾素材も多く出ていますので、…

「継続は力なり」の意味をはき違えてないか?

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「がんばれば報われる、というのとは違うと思うのですが……」 という質問をしたのは、隣に座っていた女性でした。 先日、ある経営者向けワークショップでの質問。パネラーは2人。お二方とも輝かしい実績を残して、今は第一線を退き、後進の育成に力を入れている方です。 質問は「やめるタイミングについて」。 質問をした方は、知財関連の事業をする女性経営者の方。 「このまま続けるか、やめるか、という場合、がんばれば報われるという精神論は違うと思う」と、はっきり言い切っていました。事業で最終判断を立場として「続けるか、やめるかの見極めはどのようにしているか?」という内容です。 パネラーのお一方は、右脳思考の感性の強い方で、その答えは「2、3回やってみて、判断する。ダメだなと思ったら、引き際は早い」という答え。 もうお一方は、左脳思考の方で、「実際にマーケットがあるか、その調査を徹底的にやって、ないと判断したら…

思い込みと非常識、「言」と「行」が自社採用で一致しているか?

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 新年度がスタートして早1カ月。4月は入学の祝辞や入学式の装いへの提言など、大学関係者からの言葉が話題となっていました。とくに印象に残り、考えさせられたのが、大学入学式の「黒のスーツ」についてです。  今の時代、就職活動で着ているスーツは、ほぼ100%が<黒>。これは数年前から就活生と接する機会のある方々から聞いていることです。この「黒のスーツ」が、今では大学の入学式にまで広がっているということです。  入学式は、“ハレ”の場であり、選ばれた人として気分的にも華やいでいるはずです。企業面接であれば、社会人としての意識の表れとして、同一化すべく同じような服装を選ぶというのは、個人的に思う良し悪しは別にして、理解できることではあります。それに対して、大学が指定しているわけでもないのに制服のように新入生がみんな<黒>を選んで着てくることに不思議な感覚を覚えます。  実際に、今年はグローバル系とし…

社員への挨拶で“心しておくべき”こととは?

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 「自分の言いたいことだけで、終わっていませんかーー?」  と、今一度、問いかけたいのは、この時期に最も重要な新年度の挨拶についてです。  4月になると、普段にも増して人前で話しをする機会が増えます。この時期に入社する新卒・既卒を問わない新入社員への言葉には、とくに気を付けなければいけません。なぜならば、社長にとっては毎年4月にする恒例の挨拶だとしても、聞く側である社員にとっては、入社時に聞く社長の言葉は、「一生に一回」のものであるからです。  社長が仕事へかける意気込み、自社への思い入れを語ることは、もちろん悪いことではありません。ですが、それで終わっていませんかーーー???  自分の話しを聞いて、聞いた社員がどうなってほしいか?   そこまで考えて話しをしているでしょうか?  話しをする側と聞く側で、同じ意識と思いをもって、その場にいるのが理想ではあります。とはいえ、実際は、話し手の言…

あなたはクレームがつく顔ではありませんか?

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 「表情がいい」「表情が良くない」という言い方は、日常会話でもよくします。コンサルティングのなかでも、表情の良し悪しは印象マネジメントをするうえで、重要なテーマであり、相手や時と場合によって、その人の印象を大きく左右します。  誰でも表情の良し悪しはあるのは当たり前ですが、人前に出る立場の人であれば、パブリックな場ではできるだけ良い表情でいる配慮もしているものです。あるクライアント様は、ご本人は、いたって普通の表情でいるつもりでも、いつも不機嫌に見られてしまうため、口元や目元を意識的にどうすればよいか、そんなアドバイスをすることもあります。  顔の表情については、意識的にできること、できないこと、実際に難しいことなど、人それぞれ様々なことが出てきます。これまでも色々なパターンを経験してきたので、ある程度のことには相応の対応策がありますが、今、明確な解決策が見出せないことがあります。  対応…

セクハラ、パワハラの声が上がらない一つの解決モデルとは?

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 つい数日前のカフェでの出来事。隣の席に、会社の上司と部下と見える2人が座りました。50代前半の男性とその部下だと思われる20代半ばの女性の2人。仕事の合間の休憩なのか、話しの内容は仕事というよりも他の社員のことを話していました。  決して聞き耳を立てているわけではないのですが、隣なのでどうしても聞こえてしまうという状況です。繁忙期の忙しい時期のことだったのでしょうか。ある女性社員のことを話しています。 「〇〇〇、ソファーでひどい恰好で寝ているんだから」 「まったく女とは思えないーーー」 「こう言うと、セクハラと言われちゃうから、何も言えない」  確かに2つめのセリフは、いろいろと問題がありそうな発言です。それを自分で言って、突っ込んでいるところが、ご自身でも問題意識がある前提なのでしょう。  最近、男性の口から「セクハラと言われるから」という言葉を耳にする機会が増えました。コンサルティン…