「ブランドもの」が効果的にはたらく人、逆効果な人

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No.153_top_パターン2

 

持ち物は意外にも見られている!?

「ブランドものだからって、安心するな!ってことだよね!」

 そう自嘲気味に笑っているのは、ある社長。

 それはその通りですが、これはブランドものを持つのが、「よろしくない」「控えましょう」という意味ではありません。

 価格に見合った品質と価値が確実にあるのがブランドです。

 ただ、ロゴが目立ちすぎる、ブランド名がひと目でわかるものより、“見る人が見るとわかる”というほうが、今の時代は好印象を与えます。

 そして、改めて知っておきたいのは、 

 人の持ち物は、意外にも見られている、ということです。

 最近、それを強く感じることが何度もありました。これはあくまでもプライベートの友人との会話でなく、ビジネスシーンでの会話です。

 共通の人が話題にのぼったときーーー

 「結構、いいものを持っていますよね」

 「なんだかんだ言っても、あの時計、ン百万ですからね~」

 「ブランドものばかり持っているかと思ってたら、意外にそうでもないですよね」など。

 もちろん、まったく気にしないという人もいますが、結構な割合でなんらかのチェック(目に入る場合も含む)はしているのです。

 そのときに言われたくないのが、「あれ、○○(←ブランド名)なの~」という言葉。

 高価なものを着ている、持っているにも関わらず、ひと言でいうと「ダサい」。「あか抜けない」「柄が悪い」「品がない」など、結構、辛辣な言葉が出てくることに驚きます。

 そんな理由から、冒頭の社長の言葉「ブランドものだからと安心するな」が出てくるわけです。

 

ラフな人が持っていた高価なアイテムへの評価

 この見られていることを前提にすると、「えっ、この人がこんないいのを持っているの!」という逆の反応もあります。

 最近、やけに健康的な生活に目覚めたアスリート系の40代男性。早朝ランニング、通勤は自転車、休日はサッカーという生活で、普段から服装もカジュアルな印象です。

 ある日、彼のつけていた腕時計に注目が集まり、印象が大きく変わりました

 その腕時計は、個性的な文字盤の数字と遊び心溢れるデザインで、誰もが知っている一流ブランドではなく、知っている人は知っているという欧州ブランドのもの

 その個性的な時計は、カジュアルな雰囲気ではありますが思いのほか、みんなが想像するよりもずっと高価なブランドでした。

 「こんな高いのつけてるよ!」という称賛とも感心ともいえない声の後には、「こだわり派だったのね~」「時計にはお金かけているのね~」という感想が口々から出てきて、思いがけない意外性に、周りの評価は高まった感がありました。

 ブランドものを持つのが、かっこ良いとは言い切れない時代ではありますが、こんな逆転発想でブランドものを味方につけて、評価を高めてしまう人もいるということです。

 どうせならば、こんなブランドの上手い使い方をしたいものですね。

 

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