「筋肉は裏切らない!」の深い意味とは?

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No.147_top_パターン4

 

自分で実感できるからクセになる!

「筋肉は裏切らないーー!」という言葉を聞きます。

 聞くたびに、筋トレを熱心にやっている人のセリフだとばかり思っていました。例えていうならば、武田真治さんのような筋肉体操やジムのマシーントレーニングに汗をたらしながらやっている人が言うイメージ。

 ところが最近、女性誌の美容関連のコラムでも、エイジングの内容で「筋肉は裏切らない」という言葉を見つけました。

 筋肉=筋トレというよりも、自分自身の身体の基礎が筋肉にある、という意味合いだと理解しました。

 外出の機会が制限されている今、様々なトレーニングを熱心にやる人が多くなったと聞きます。実際に自分でもやってみて実感しますが、身体を動かすことが、心身ともに健康でいるためには、誰にでもできて一番大事なことのようです。

 頭を「無」の状態にして、身体を動かす。それが筋トレでもランニングでもウォーキングでも、ヨガでも良いわけですが、それを継続することに意味があります。

 そして、こうしたトレーニングのおもしろいところが、その効果を自分自身が一番、実感できること。だから、みんなクセ(!?)になるーー。

 そうそう簡単ではないけれど、やればやっただけ効果が出る。その変化を自分自身が一番実感できるから、「筋肉は裏切らない」というセリフになるのかーーーと、他人事で聞いていたセリフを、自分でやってみて納得した3回目の緊急事態宣言下です。

 

若々しさもアンチエイジングも結局は筋肉!?

 今年始めの緊急事態宣言のとき、会食のない機会に以前から興味のあったファスティングに挑戦することにしました。ご紹介を受けたパーソナルトレーナーの方のご指導のもとでスタート。

 日常的にヨガやウォーキングなど、運動はやっていますが、それに加えて毎日の食事を見直すことから始めました。とにかく、私は体型のわりにはよく食べるので、日常的に必要以上に食べ過ぎていたことを改めて実感。単に量を減らすだけでなく、必要な栄養素は摂って適量にする、胃腸をカラにする時間を16時間とる、などに合わせて実際にやってみたところーーー1カ月経つと明らかな変化が出てきました。

 自分の実感としては、もともと筋肉がつきにくい体質なので、筋肉隆々には程遠いですが、体型の変化としては確かに筋肉量が多くなることの変化を感じます。

 体重は少々減って、筋肉量は増。そして、体脂肪は減。それによって体のラインもサイズも大きく変わっていくのです。

 見た目だけでなく、結局、筋肉があれば、身体は自分が思うように動かせるけれど、筋肉がないことでいろいろと不具合が出てくるわけで、それは年を重ねるほど表面化してくるのですね。

 ある程度の年齢を超えると、「若々しさ」は筋肉量、「アンチエイジング」も筋肉量となり、「筋肉は裏切らない」という言葉につががるわけだ!と自分で納得しました。

 最近の研究では、有酸素運動よりも特に下半身の筋トレをすることで、見えた目の若々しさが維持できるといういう結果もあります。

(『運動と美 ~筋トレが皮膚老化を改善する~』

http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20201016_05.pdf

 どんな状況下でも心身ともに健康であることがとても大切。それを維持するために自分でできる筋トレは有効。それによって自分の底上げができて、良好な状態を維持・変化することで、自分のモチベーションもアップするーーということでしょうか。

 確かに「筋肉は裏切らない!」。その深い意味に納得。

 心身共に健康でいるためにも、裏切らない筋肉をつくることが基本、なのですね。

 

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