コロナ騒動から見えてきた一人ひとり違ったリスクとは?

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自分はどちらに傾いた見方をして行動するのか?

 令和初めての桜の花咲く季節は、誰もが想像もできなかった状況となっています。 

 当たり前と思っていた日常がなくなる、これまで見えていなかったことが見えてきた時期でもあります。

 「リスクマネジメント」とは、リスクを組織的に管理(マネジメント)し、損失などの回避、低減を図るプロセス(中小企業庁資料より)のことをいいます。企業経営をしていくうえでは必要不可欠なものです。

 この「リスクマネジメント」ですが、今回の新型コロナウイルスの一連の流れのなかでは、企業としてのリスクばかりでなく、それぞれの方の個人的なリスク、つまり、会社でなく各個人の抱える広い意味での「リスク」が見えた機会でもあります。

 例えば、自分自身の思考について。

 それぞれの立場によって、その深刻さが違ってはきますが、自分が「楽観思考」か「悲観思考」のどちらに傾きがちか?

 海外では、外出の自粛が求められているなかで、ティーンエイジャーが“コロナ・パーティ”と称してパーティをやっているという話しがありました。また、あるTV番組に出演していた専門家からは、他の国では地域封鎖や外出禁止令が出ているなか、日本ではお花見をしている人がいるのは楽観的すぎないか?という方もいました。

 ある程度の規制と自由があるなかで、あまりにも配慮がなさすぎる行動も、過度に心配をしすぎるのも問題ですが、自分のバランスがどちらに傾きがちかを知るには、良い機会なのかもしれません。

 

 

いかにオンとオフの切り替えをするか?

 私自身のことで考えてみると、今回の新型コロナ騒動で見えてきたのは、ストック意識の欠如です。

 周りの友人たちを見ていて感じるのは、「もの」の準備が万全なタイプもいれば、私のようにあまり「もの」を持ちたがらないタイプもいます。マスクも普段からストックが十分あるからまったく心配がない、という友人も確かにいます。

 その一方で、私は十分なストックスペースがないことを言い訳にして、ものを必要以上に多くもつことに抵抗がある。本来、不要なものは持ちたくないという意識が、心配を上回っているということです。

 今回は自宅待機やリモートワークなどで、仕事を自宅に持ち込んでいる人も多いでしょう。そのとき、自宅でいかにオンとオフの切り替えができるか?

 自宅でも仕事がはかどるという声は少なく、オフィスでは30分で終わることが、自宅では2~3時間かかるという声もあります。確かに周りの環境による仕事の効率は大きく変わってきますので、在宅ワークの環境リスクも少なからずあります。

 お子さんがいるご家庭であれば、一斉休校という想定外のことがあり、子供関連のリスクも大きいはずです。数日前のネットニュースでは、一斉休校となっている時期、孫を預けられている祖父母が悲鳴を上げている、という記事が出ていましたが、一斉休校に関連して影響を受けることは、想像以上にたくさんあり、そのリスクも小さくはありません。

 企業だけでなく、個人としても、今回の新型コロナウイルス騒動であぶり出された「リスク」はいろいろとあります。コロナから見えた自分の心理状態、考え方、生活パターンを客観視しながら、リスク対応を考える、今回の騒動をそんな機会に良いのかもしれませんね。

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