ルッキズム(外見至上主義)をイメコン的に考えた

COLUMN /

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「人は見た目が9割」は今は昔

 「ルッキズム」という言葉を知っていますか?

 私自身、知ってはいるものの、数日前のニュースを見て改めて考えた言葉です。

 ルッキズム( lookism)とはーーー

 「looks(外見、容姿)+ism(主義)」すなわち外見至上主義。外見によって人物の価値をはかること。外見によって人物の価値をはかることをいい、「容姿の良い人物を高く評価する」「容姿が魅力的でないと判断した人物を雑に扱う」など、外見に基づく蔑視を意味する場合もある。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 ニュースでは、こうしたルッキズムの「外見“だけ”で人を判断する」ことが、最近、若者たちのメンタルヘルスに影響を与えていることを伝えていました。

 今から10年以上前、私がイメージコンサルタントとして活動を始めた頃は、『人は見た目が9割』という本がが話題となり、雑誌では、見た目を良くするためのHow to特集が多くありました。

 いかに見た目を良くするか? 一般的に「爽やかに」「かっこよく」見せるかというニーズに対して、一番わかりやすい視覚的要素、つまり、髪型や服装によって変化させ、一人ひとりの個性よりも万人受けすることを「良し」とする傾向がありました。

 でも、今は多様化が良しとされる時代です。

 イメージコンサルタントの仕事が、「見た目“だけ”を良くする」だけであれば、時代とともに消えていく仕事となります。

 ですが、そうではありません!そこを誤解されては困るのです。

 

自分はどうなりたいのかーー?

 この原稿を書いているとき、あまりにタイムリーに感じたのが、ラジオJ-waveから聞こえてきた「人間は自分を客観的に見れないから~」というパーソナリティの言葉。

 確かに自分の良いところも、悪いところも、一番本人がわかっていないかもしれません。

 とくに良いところは、本人が意識していないところが評価されていたりもします。

 それを踏まえて、どんな時代でも大事なのは「自分がどうなりたいのか?」

 それに対して、「見た目が良くなりたい!」という人は、直球で見た目を良くするためのサポートをします。

 次は「見た目が良くなって、何がしたいのか?」となります。

 仕事でもっと活躍したいのか、もしくは恋人がほしいのかーーーでも、これらは見た目が良いだけでは叶えられないから、そのほかのことまで良くしていかないと。例えば、話し方や気付いてないクセは気にしたほうがいいし、仕事環境や相手の人によって合わせることも必要にもなってきます。

 そして、「ゴールはどこになるのか?」

 自分の数年後を見て、そのゴールに向かうために、自分が必要だと思うことを選んでいけばいいのです。それがコミュニケーションの仕方かもしれないし、専門ビジネススキルかもしれない。もしくは腕時計や高級文具を持つことがモチベーションになるかもしれません。

 そのゴールまでの道筋のなかで具体策を伝えながら、確固たる自信がつくようサポートするのが、私自身が考えるイメージコンサルタントとしての役割です。

 ルッキズムは見た目“だけ”で判断すること。

 ルッキズムがメンタルに悪い影響を与えるからこそ、「見た目」「見た目以外」で自信を与える、そこに価値があるのではないかーー?というのが、自分の仕事の意味への答えとなりました。

 

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