ブルーカラーの方へのレクチャーが新鮮だった話

COLUMN /

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スーツでなくて作業着を着ている人たちへ

 最初は「ちょっと困ったなぁ~」というのが正直な感想。

とはいえ、別件でお世話になった方のご依頼なので、断ることができないーーー。

 といった事情があり、先日、あるレクチャーをすることになりました。

 それが、これまでとはまったく違った業界・業種の方へなので、こちらもちょっと戸惑っていました。

 ひと言でいうと、いつものターゲットが「ホワイトカラー」ばかりだとしたら、今回のご依頼は「ブルーカラー」の方々へ、という違いです。

 現場でお客様とやりとりする方々ではありますが、私にはあまりにも接点がない業種。車関連といえばそうですが、一般的にイメージする販売店や営業担当の方々とは違うので、まずは仕事内容そのものが見えてこないという感じでした。

「う~ん、困った。。。」

 ですが、CS(顧客満足度)をテーマにした「コミュニケーション」というテーマを私の仕事の観点からやってほしいというご要望から、実施に至ることになりました。

 

その仕事に必要とされるコミュニケーションスキル

 実施日も迫るなか、私がまずやったことはというと・・・・・・

 まずは、周辺リサーチ! 情報が十分でないとき、自信がないとき、最初にやることは、私の場合はいつもここからです。

 そして、ありがたいことに、そのネタを出してくれる人々が周りに必ずいるのです。

 今回も「〇〇〇したことある?」「そのとき、重要なことって?」「詳細教えて!」etc・・・・・・と聞いてみると、出てくる、出てくる、実際に経験していないわからない“レア”な声が次々と出てくるのです。これは教えてくれた方々にひたすら感謝。

 業界システムや実際の経験談、そのときのリアルな思いや声をいろいろと聞いてーー全体像を理解してーーーそして、自身のコンテンツにつなげていくわけです。

 内容にもそれなりに自信をもてるようにして、実施日当日を迎えました。

 今回、初めて「ブルーカラー」の方々を前に、イメージコンサルタントとして印象マネジメント視点のコミュニケーションの話をしました。

 「違和感があるかな?」という私の心配は180度はずれ(?)、その職種のプロ意識としてのコミュニケーションの意識の高さに驚かされました!

 「それは当然でしょう~」という人は、今の仕事で自分のしているコミュニケーションが、プロの私をうならせることができますかーーー?と考えてみてください。

 相当高いレベルなのです。その場、そのときの臨機応変な対応はすばらしい!

 「ものを売る」という営業的なコミュニケーションは、仕事をするうえで大事なことですが、「人を安心させる」コミュニケーションの深さを改めて知りました。

 いくつになっても、経験を重ねても、「新しいこと」をやると、やっぱりいいことはついてくるのかな~、と思えるお仕事でした。

             

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