本当に相手が見えているか? 御社のお年賀から見えること

COLUMN /

blog ひと言 No.58

 2019年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 仕事始まりからのこの1週間は、新年を迎えご自身の気構えを整えるとともに、対外的なご挨拶で慌ただしく過ぎていったことでしょう。新たな年の始まりは、年度替わりよりも何かをスタートするには、最適な時期ではないかと改めて感じます。

 ……というのも、多くの人が新年を迎えるにあたり、何かしらの心構えをします。まずは、目指すことや方向性を決め、それに向かって心身ともに整えて切り替えていく

 それで終わりではなく、人の上に立つ立場であれば、その思いを言葉にして相手に伝える必要があるからです。「書く」ことが大事だともいわれますが、実際に言葉で伝えてしまったことは、「言ってしまったから」という思いがあり、実行への意識が強まることは確かです。新年の挨拶はそんな言葉にして伝える象徴的な場でもあります。

 そして、この次の段階が大事でもありますが、ご挨拶は公式的にも非公式な場でも何度もかわされることになります。そこで、人によって支えられていることを実感できますし、自分一人では何も完結しない、ということを改めて知ることになります。自己満足だけでなく、必ずしや周りの方を意識するということも含め、新年のスタートとは、意識的にも、自分を囲む環境を改めて認識するにも、大変意味深いものです。

 ここで一つ、質問があります。

 「御社では、クライアント様をはじめ、新年の挨拶まわりのとき、お年賀用にタオルを持っていっていますか?」 それも自社名をプリントしたタオルだったりしませんか?

 新年の挨拶まわりのとき、手持無沙汰ではなんだから、毎年恒例だから、という理由で、ペラペラのタオルに自社名を印刷して配っているのであれば、それはもう、やめてもいいかもしれません。

 確かに、コスト的にも対応しやすいのがタオルであることは否めませんが、社名を入れて「お年賀」と熨斗をつけたタオルをもらったとしてーーさて、相手先はどこに使うことができるのだろうか・・・・・・と。ちょっとでも実用的なものをという配慮をして、という声が聞こえてきそうですが、実際に他社名が入ったタオルを、自社内のどこかに使うでしょうか。

 昔でいうテレフォンカード、今ならばクオカードに例えられるでしょうか。結婚式のお返しに新郎新婦の顔写真の入ったこうしたカードをもらっても、実際に使い道に困る、という話しを内輪でしたことがありました。社名入りのお年賀タオルは、これと相通じるものを感じます。

 コストが許すのであれば、それなりにこだわったものを渡せるが理想ではありますが、それもなかなか難かしい。タオルにこだわるのであれば、せめて、少しは肌触りの良いもので、社名は入れないものを差し上げたほうが、余程、相手にとっては実用的なものになります。

  恒例をやめるのも、習慣を替えるのも、新しい年は最適なはずですのでーー。