「動物占い」が人事的に使える!という話

COLUMN /

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キャラクターの傾向をみるカテゴリー分け

 「几帳面だって、言われるでしょ?」と、私が聞いた相手は、打ち合わせをしていた20代男子。

 一連の工程のなかで、その念には念を入れた確認作業がとても細やかで、私一人では完全にスルーしてしまいそうなことも、万全を期してくれる安心感があります。

 いけないと思いつつも、次に私が聞いてしまったのはーーー「血液型、何型?」

 その答えは、想像通りのA型で、おおざっぱといわれるO型典型の私からすると、頼りになるタイプ、と思ってしまいます。

 血液型にしても、星座にしても、人間を数タイプに分けるには無理があるし、確実な根拠はないともいわれます。

 「あなたはO型だから、いいかげんなのよ」「かに座だから、母性愛が強いのね」と、最初から決めつけられると、違和感があるし、気分的に否定をしたくなるものです。実際に私はかに座だけど母性愛が人より少ないように感じていますし・・・・・・。

 ですが、これを占いとしてとらえるのでなく、ある程度の人のキャラクターのカテゴリー分け、と考えると、これはこれで結構、使えるものだと改めて思います。

 決めつけられると反感をもつけれど、よくよく聞いてみると当てはまる部分もあるもの。ある種の統計学と言われると、説得力も出てきます。

 

「人」についての悩みを解決するためのヒント!?

 ある経営者の方と話していたとき、人事的なことを考えるとき、「動物占い」がなかなか使えるという話になりました。

 人は自分が見えている部分と見えないところがあって、多様性と多面性にあふれているもの。当然ながら、上司にはそのすべてが見えているわけではないので、キャラクターを知るためのヒントとして、一種のカテゴリー分けは大いに参考になります。

 そういえばーーと思い出したのは、保険の仕事をしている方が、動物占いに詳しくてその鑑定結果を送ってくれたことがありました。

 今、思うと、これはきっかけづくりでありながら、個別営業法を考えるためのツールとして使っていたのですね。確かに、「占い」というと、「自分は?」と知りたくなるものなので、最初のコミュニケーションとしては最適です。

 最近では、さらに上をいく60タイプに分けた動物占いも登場しています。占いというよりは、干支と誕生日で分類された60タイプに分けたキャラクター分析のようです。

 動物の生態が性格分析になっているのだけど、その人の思考傾向や表面的には見えない一面が見えてくるようです。実際に7~8人でそれを見ていたところ、それぞれが「なるほどねぇ~」と言い合う結果ではありました。

 仕事をするうえで、悩みは「人」にまつわることが多いもの。「この人はこんな人」と、決めつけはよくないし、自分の見えていないところは必ずあるもの。

 そう考えると、なかなか使えるツールなのかもしれませんね、この動物占いって。

 

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