不要不急なことをそぎ落としても、リアルに選ばれるのは?

COLUMN /

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With コロナ時代の自社の立ち位置は?

 自粛期間も明けて6月に入りました。ニュースを見ていると、これからは「with コロナ」時代に入ることを改めて実感します。

 会議、セミナー、コンサルティングなど、対面で行っていたことを、できることは全てオンライン化しようという流れのなかで、各社がそれぞれ工夫をこらして自社ならではのやり方を探っています。

 先日も経営者の方々との場で、これまではご自身いわく「ドロくさ~い対面セミナー」をやられていたという経営幹部の方が、どう打開策を見出しているかというお話を興味深く聞かせてもらいました。ひと言でオンラインと言っても、各社それぞれ独自のやり方と+アルファとして何を提供するか? 本当に万全な準備をしてコロナ禍に挑んでいったところがない分、「まずはやってみる」精神で挑んでいるところが、さすが!です。

 みんなが大変な時期とはいえ、実際に中小企業であっても売り上げがコロナ禍前よりも上がったという方もいるし、この時期だからこその集客で成功しているという方もいるし、マイナスになった分は物販で補てんするという方もいるし、ただでは起きないのが経営者のたくましさなのだろうか、と思うことしきりです。

 

オンラインで代替できない、譲れないリアルとは?

 このとき、話に出たのが、オンラインの時代だからこそ、リアルで行ってみたい、リアルでやってみたい、という数少ないことが際立ってくるのではないか、ということでした。

 他のことはオンラインで済ませばいいけれど、ここだけはーーーということ。

 自社事業がこれになれるように動いている、という言葉は、私自身が深く共感したところです。オンラインでもできるけれど、唯一のリアルでも行きたいと思わせること。リアルとして選ばれる存在であること。言うのは簡単ですが、「with コロナ」時代、最もむずかしいことかもしれません。

 また同時に、「withコロナ」時代には、不要不急なものがそぎ落とされていくともいわれます。実際にこれを自分に置き換えて考えてみると……改めて思ったのは、私のまわりは不要不急なものばかりで、それに価値を見出していたのではないか?という思いでした。

 医療はもちろんですが、日常生活を営むためことすべて、それ以外を不要不急のというのであれば、私の生活はほぼ不要不急でできていた……と言ってもいいかもしれません。

 まわりの方々を見ていると、いかに不要不急なものが身の周りに多いかで、話のおもしろさや経験談など、人を惹きつける要素が多いように感じます。不要不急のない味気ない毎日なんて……という思いと、「人間はコロナ以前には戻れない、だから進化していかなければ……」というTVに出ていたイタリア人の言葉が交差します。

 さて、不要不急にあふれる生活には戻れるのかーー? もしくは「afterコロナ」の時代は不要不急のない世界に新たなことを見出していくのかーー?

 そんな思いを抱きつつ、20歳の女子大生に、自粛期間中は「彼氏と会えないね」と言ったところ、「それこそ、不要不急でしょ」と思いがけない言葉が返ってきて、逆に戸惑うアラフィフでした。 

 

 

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