コロナ禍オフィス環境への本音ストレスとは?

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時間的メリットに対してのデメリットは?

 コロナ禍で大きく変わったオフィス環境ですが、今後、どういうかたちがベストなのかは、各社各人によって違ってきます。

 オンラインがここまで広がった現在、リアルとオンラインのハイブリッド型を継続ということに落ち着くのでしょうが、時間の縛りは少なくなるのが自然な流れに見えます。

 時間や場所の自由があることでムダなストレスもなくなるというのが一般的な声のように思えますが、大々的には表に出ないけれど、これが本音だろうと思うような声もいろいろと聞こえてきます。

 「アレクサ、一人にして!と言いたい――」

 女性の友人たちとのSNSでの会話。それに同意する声ばかりでした。

 結局は、今まで仕事をすることで確実にあった一人が時間が一切なくなったことへのストレスで、この悩みは根深いものがありそうです。

 オフィスよりも自宅にいる時間が長い人が多い現在、時間的メリットに対して、自宅環境や家族構成によって、そのデメリットは大きく違ってきます

 仕事とプライベートの線引きがあいまいになっている現在、それにまつわるエピソードを集めるだけでも特集記事が一つできてしまいそうです。

 

「こんな時代もあったよね」という経験談

 コロナ禍のオフィス環境の流れで、話題にのぼったのが喫煙所の話

 いまやヘルシー志向で知られる夫婦ですが、二人とも喫煙者だったとのこと。広告代理店の営業職だった二人がいうのは、喫煙所が営業の場としてとても重要だったといいます。

 そのため、男女問わず喫煙者が有利となり、そこで1千万、2千万の仕事が決まることが日常だったという、「こんな時代もあったよねぇ~」というウソのような経験談をしていました。

 こんな喫煙所コミュニケーションもいまや昔の話。とはいえ、今でも喫煙所を楽しみの場としていた人にとっては、ここに集えないことが大きなストレスになっているのかもしれません。

 自粛生活から始まった2021年は、「早い」としか言いようのない時間の流れ方です。 コロナ禍でまだまだ混乱していますが、いつの日かこんな日常が昔話となる日がくるのでしょう。

 きっといつか言う日やってきます。

 「コロナであんな時代もあったよねぇ~」と。

 

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