「風の時代」を時代を読むヒントとするか?しないか?

COLUMN /

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それぞれの立ち位置で受け入れた変化の年

 2020年も残りわずかです。去年の年末には想像もしなかった1年後。それぞれの大きな変化を受け入れ、執着せず、固執せず、流れに乗らないといけない、そんな危機感と戸惑いのある年でした。

 その一方で、どんな人も究極の状況下になると、変化を受け入れるものだということを目の前で見た気もします。職業や年代、個人の性格や嗜好に関わらず、誰もがそれぞれの立ち位置で、何かしらの変化をしていきました。

 数カ月前から、仕事関係者や友人と会うと、会話でよく出てきたのが、「風の時代」というキーワード。

 占星術では、星の配置により約200~240年の期間で、時代の大きな切り替わりのタイミングがあるそうです。その時代の大きな切り替わりのタイミングとなっているのが、2020年12月22日。これまで200年以上続いたお金や物質中心の「土の時代」から、新たに知性や情報、繋がりといった見えないものに価値をおく「風の時代」に変化するといいます。

 まさに、「土の時代」がbeforeコロナで、これからの「風の時代」がafterコロナであり、確かに世の中の状況の変化を言い当てています。過去の歴史的な出来事も、星の配置で読み取れるというのは、とても興味深いことです。

 

もの・お金から目に見えないものへ

 こうした占星術的な見方を単なる「星占い」と捉えるか、時代を読むヒントと捉えるかは、人それぞれ。ですが、人的パワーではどうすることもできない、その時期の流れというものがあるのは、今回のコロナ禍で改めて実感した人も、私も含めてですが少なくないでしょう。

「もの・お金」から「情報・人脈」

「買う・所有する」から「シェアする」

「固定・安定」から「移動・流動・革新」

「自己実現・一人勝ち」から「協力・助け合い」

「所属・安定」から「フリー・柔軟・自由」へ etc……

 自社事業の新たな展開を考えるにしても、今後の方向性を決めるにしても、こうした流れに逆行するよりは、その流れに乗っていくほうが、良い結果をもたらしそうです。

 自社のことになりますが、現在、ホームページのメインビジュアルをリアル(対面)もオンラインも対応していることがわかるものに変更しているところです。これまでメインビジュアルのキャッチコピーが、「~ビジネスの成長実現」となっていましたが、今は違和感があり、ちょっと手を入れたのが今日の出来事です。

 良しとされるもの、好まれるものの傾向を知っておくことは、必要なことです。このように価値観が変化していくことを十分理解して、心身共に健康で実りある2021年を過ごしていきましょう。

 2020年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。

(ちなみに“オワコン”とは、終わったコンテンツという意味、だそうです)

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