「新年度だから」と意気込みすぎない2022年春

COLUMN /

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大きく変化を敢えて変化を起こさなくても

 2022年の新年度もスタートしました。どんな春をお過ごしでしょうか?

 毎年、春に満開になる桜は変わりませんが、それを愛でる側は、そのときの心情によって見え方が大きく変わるものです。

 同じもの、同じ風景なのに、見え方や感じ方が違うことは、ここ数年の大きな変化のなかで感じます。

 落ち着きのない新年度も2022年で3回目。

 これまでの「新しいことを始めなければ!」「心機一転して~」という自分から大きく変化を起こすことは、敢えてやらなくてもいいことなのかも?とも思えてきます。

 変わらざるをえない状況にみんながみんな置かれている毎日が、まだ続いているのですからーー。

 

変化すること、流れの乗り方も人それぞれ

 ふと思い出したのが、数年前、クライアント様が全社員に向けて言った四文字熟語。

 「不易流行」

 松尾芭蕉の俳諧の理念からの言葉といわれますが、簡単にいうと、「不易」は変わらないもの、「流行」は変わるもの。「不易=永遠に変わらないこと」も「流行=変わり続けること」もどちらも大切ということです。

 そのときには、クライアント企業の業種やポジショニング的に、的を得た言い方だと言葉の選び方を感心しましたが、あくまでもこのときは他者目線でした。ですが、今の時代はどの企業にも、誰にでも当てはまる言葉に思えます。

 私の場合はというとーーー

 「不易」は、この仕事をしている根っこにあること。

 「流行」は、周りの方のサポートをもらいながら時代の流れに乗っていくこと。

 こんな気持ちで2022年度はスタートしています。

 

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