年齢を重ねるほど個人差が大きいのは?

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今以上に必要なのか?というシンプルな驚き

 「若いときに読んでおけば、違っていたかなと思ったよ(笑)」

 と、最近読んだというビジネス書のタイトルを教えてくれたTさん。

 人がおすすめしてくれる本を読んでみるのが私は好きです。普段のやりとりではわからない、考えや良しとしていることが見える気がするからです。

 教えてくれた本のタイトルは、

 『なぜかうまくいく人の気遣い100の習慣』藤本梨恵子著(明日香出版社)

 これを聞いて、「Tさんって、すごい!」と思わされました。

 このTさん、その業界では知られた方で相当な実績をおもちです。それにもかかわらず、メールから実際にお会いしたときのことを思い浮かべてみても、イヤミなくスマートに、本当にご丁寧なやりとりをしてくださるのです。

 周りの人を思い浮かべてみても、こんなTさんのような人はいません。

 そんな気遣い十二分なTさんが、読んで良いと言った本が「気遣い」の本であること。今以上に、「うまくいく人の気遣い」が必要なのだろうか・・・と、シンプルに驚きながらも、そういう人がTさんであると納得しつつ、感心してしまったのです。

 

何気ないやりとりで見えてしまうこと

 年齢を重ねるほど、個人差が大きいといわれます。それは見た目も中味もです。

 人生100年時代といわれる現在、ビジネス現役の70代男性と一括りで言っても人それぞれ大きく違います。とくに、コミュニケーションのやりとりに、その人柄が表れてしまうものです。

 若者がよく「老害」という言葉を口にします。年長者に向かって失礼!という思いがありますが、よくよく聞くと、そう言われてしまうのもムリはない・・・という話もあります。

 やり方は人それぞれ培ってきたものなので、常識やマナー的なことを求めるわけではありません。ですが、基本は相手がもし自分だったら、「うれしいと感じる」か「イヤだと感じる」か、シンプルにそのどちらか? 

 それなりの経験を積んできて、「経験豊富」と言われる世代となった私自身も気を付けなければ、という自戒を込めて。自分のコミュニケーションの仕方を今一度、見直してみましょう。

 

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